越前がに 解説 | |
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「越前がに(ズワイガニ)」は福井県の代名詞とも言える特産品の代表格であり、冬の味覚の王者 「越前がに」とは「雄のズワイガニ」のことで、「雌はセイコガニ」と呼ばれ、双方の違いはまず大きさにあります。ズワイガニの生息場所は、水深290〜350m付近で、10回以上の脱皮を繰り返し大きくなります。一方、セイコガニは水深230〜250m付近に生息、脱皮回数はズワイガニより少ない10回程度です。 それぞれの生息場所や成長過程は違いますが、どちらも美味しいのは、やはり越前海岸沖だからです。越前海岸沿岸は、急深で漁場が目と鼻の先にあり、特に冬の寒さが海水に最も影響する海域。その厳しい環境がカニにとって最良の生息場所となり、その結果、最高の漁場になるのです 越前海岸沖という最高の漁場で、「越前がに」という最高のカニが水揚げされること。 それは厳寒の冬となる福井県だけの、極上のご褒美であり、ご馳走と言えます。 |
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11月5日、午後9時半頃の越前町おこのぎ漁港。 解禁日である11月6日午前0時を漁場で迎えるためこの時刻になると次々と出港していきます。 その他の漁港でも同じような光景が見られ、越前町全体では大小50隻以上もの船が出港しました。 漁期は「越前がに(ズワイガニ)」は11/6〜3/20 「セイコガニ」は11/6〜1/10になります。 また、地元でズボガニと呼ばれている 「水ガニ」は、12/21〜3/20までとなります。 |
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早い漁船で11月6日の早朝に帰港。 しかし5日の夜に出港した漁船の多くは、11月7日の朝に帰港します。 午前9時からのセリに間に合うように、ギリギリまで漁場にて作業し、午前8時頃が帰港ラッシュとなります。 帰港途中は船内での作業に追われ、戻った後もセリに間に合うように作業が続きます。 |
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無事準備も終わり、帰港した港でセリが行われます。 朝から力強い声が響き渡ります。 |